こころをなくす年末は小豆のちからで!発酵あんこの作り方付き。

今年もあと10日を切った、と思うと、ますます忙しなく感じます。。

冬至の日に発酵あんこ(小豆を麹で発酵させたもの。砂糖なしでもとっても甘くて美味しいのです)を作ろうと思って買っておいたのに、どこにしまったか忘れてしまい行方不明になっていた小豆を今日発見しました。

 

先日も息子へのクリスマスプレゼントを買いに大型ショッピングモールへ行ったのですが、帰りに駐車場で車が行方不明になり、大荷物を抱えて泣きそうになりながら探しました。

 

心ここにあらず。

 

「忙しい」と「忘れる」は、どちらも「心をなくす」と書きます。

 

忙しいのはありがたいことですが、

 

たまには「〜しなきゃ」を手放す日も必要だなぁ。と思った日でした。

 

こういうときこそ、ヨガニードラで

「いま、ここ」にいる自分を感じよう。

 

そして、

いらないものをすっかり出し切って、すっきりと新年を迎えたいですね。

 

あぁ断捨離したい…。

 

 

ところで。

 

私が作ろうと思った「発酵あんこ」について。

私はあんこが大好きです。

 

特にバターとの組み合わせは最強。

名古屋には「小倉トースト」という名物があります。

発明した人天才!名古屋に生まれてよかったと心底思います。

 

でも市販のあんこは甘すぎて、最近はちょっとしか食べられない。

特に白砂糖はなるべく取らない方がいい。

 

ということで、おすすめなのがこの「発酵あんこ」。

砂糖を使わず、麹の力で甘さを出した発酵食品です。

 

麹とお友達になると…すごいですよ!

 

私は、塩麹、醤油麹、味噌、甘酒、醤(ひしお)を家で作っています。

来年は玉ねぎ麹やトマト麹、コンブチャも作ってみたいと思っています。

発酵あんこは、炊飯器を使えばとっても簡単なので

ぜひお試しください。

 

【発酵あんこの作り方】

◉材料(1人分

小豆 200g

米麹 200g

塩  1〜2g

◉作り方

1)よく洗った小豆にたっぷりの水を加えて中火で煮ます。
(小豆は水を吸うと膨れるので大きめの鍋で)

2)沸騰したらそのまま5分煮て火を止め、蓋をして20分ほど放置して蒸らします。

3)蒸らし終えたら煮汁を捨てます。(渋切り)

4)渋切りをした小豆と4カップの量の水を炊飯器に入れて

「玄米モード」のスイッチON。

5)小豆を指で潰してみて、軽い力で潰れるくらい柔らかくなったら終了。

まだかたかったらもう一度炊飯スイッチを押します。

6)保温状態で全体を混ぜながら、好みの水分量に調整します。

7)米麹を手でほぐしながら加え、水1/2〜1カップを加えてしっかりと混ぜます。
(この時小豆の温度は60℃くらい)

8)炊飯器の蓋は閉めず、濡れふきんをかけて炊飯器の「保温」モードでON。

2〜3時間おきに様子を見ながらかき混ぜたり、ふきんを濡らしたりしながら

6〜8時間ほど発酵させます。

水分がなくなってしまったら、60℃くらいのお湯を少しずつ足して調整する。

9)終わったら塩を加え、よくかき混ぜてできあがり。

 

※保存容器に入れ冷蔵庫で1週間保存可能。冷凍もできます。

※同じく砂糖を使わない、デーツ(ドライフルーツ)で炊く「デーツあんこ」もよく作ります。

  

 

【薬膳ミニ知識】
小豆
【性味】甘・酸/微寒(平)
【帰経】心・小腸・脾
薬膳的効能
・むくみ解消
 水分の代謝を助けます。
 強い利尿作用があるため、特に下半身のむくみに効果的。
 ※砂糖で煮てしまうとむくみ解消の働きが弱まるので注意。
 むくみ対策で摂る場合は、小豆を煮た汁を飲むと効果抜群です!
・皮膚の痒み
 熱を冷まし、解毒の働きがあります。
 膿を排出し腫れを抑える。
・その他、疲労回復や母乳不足にも。
 栄養素的にも、ビタミンB1(解毒作用や脚気予防)、ビタミンB2(皮膚を健康に保つ)、
 ビタミンB6(だるさや疲れをとる)が含まれ
 コレステロールの上昇を抑えるポリフェノール、カルシウムや鉄分を含むミネラル、
 便秘に効果的な食物繊維、イソフラボンなども含まれています。

 

小豆は小さいけれど、こんなに栄養いっぱい。

女性は積極的に取りたい食材です。

冬は「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」の「腎」を養生したい季節。

小豆は「腎」を助ける食材なので、冬には甘すぎない発酵あんこで

取り入れてみてくださいね。

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