【天使になった長男のこと(21)】出産後⑮13日め…通夜。

前回はこちら
6月17日  金曜日。 生後13日め。

 

お通夜の日の朝。

 

葬儀会社の方が来てドライアイスを交換し、
遺影に使う写真を渡した。

 

たいせいの髪の毛と爪を切ろうと思って、
義妹に爪切りばさみを借りた。

 

私も買っておいたのですが、入院中にどこかにいってしまい
未だに行方不明です…どこいったんだろ?

 

爪がちっちゃすぎて手が震える…

 

ちっちゃな手のさらにちっちゃな爪は、
風が吹いたら飛んでいきそうなくらい。

 

こんなにちっちゃいのに、ちゃーんと伸びてきてたんだね…

 

生きていた証拠。

 

すごいなぁと妙に感心した。

 

男の子なのに、長い指ときれいな形の爪。

 

ここはパパ似じゃなくてよかったね笑

 

切った髪の毛と爪は紙に包んで、臍の緒ケースの中へ。

 

お化粧直しもしてあげた。

 

ママのファンデと乳液を混ぜて。

 

ちょっと顔色よくなったね。

 

かわいくなったよ〜。

 

義母と母と私でたいせいの撮影大会。

 

遺影を朝渡したので斎場に行く時間を1時間伸ばしてもらえた。
写真のデータが準備の都合上早く必要だったみたいです。

 

1時間でも長くこの家で一緒にいたい。

 

…というか斎場には行きたくなかった。

 

そんな願いも空しく、あっという間に15時になり、
お迎えのスタッフさんが来て、私はたいせいを抱っこして車で斎場へ。

 

葬儀会社のスタッフさんの配慮で、自分の車で抱っこして連れて行くこともできたし、
斎場に着いても棺には入れず控室に布団を敷いてくださり、
一晩中そばで過ごすことができた。

 

布団も白いつるつるしたものじゃなくて、
たいせいのために買っておいたガーゼケットとお揃いの枕を使わせてもらえた。

 

亡くなった人、ではなく、ただ眠っているだけの赤ちゃんのように
扱っていただけたのが嬉しかったです。

 

小さい棺に『シールを貼ってかわいくしませんか?』とご提案いただき、
動物やお花のシールを姪っ子、甥っ子たちに貼ってもらった。

 

お通夜が始まり、その間だけ棺の中にたいせいを寝かせた。

 

基本的には家族葬で、私たち夫婦と両家の両親、兄弟家族のみでのお別れでした。

 

でも、訃報を聞いて駆けつけてくれた人もいます。

 

私の従姉妹は、退院した日に連絡したらすぐ家に駆けつけてくれ、
通夜、葬儀まで一緒にいてくれた。

 

1歳半になる双子ちゃんの1人が心臓の手術をしたばかりにもかかわらず。

 

看護師、助産師として総合病院の産婦人科で働き、
自身も不妊治療で双子を授かった彼女は、
治療中も妊娠中も親身になってアドバイスしてくれた。

 

双子ちゃんの肌着やベビー用品もたくさんお下がりをくれた。

 

息子くんの手術も大変だったと聞いたけど、
無事に成功して本当によかったと心から思った。

 

お通夜には、私の方の甥っ子姪っ子、夫の方の甥っ子、
従姉妹の双子ちゃんが勢揃いして賑やかだった。

 

たいせいも仲間入りするはずだったのにね。

 

と思うとどうしようもなく寂しいけど、
でも、こういう場でなければ両家の甥っ子姪っ子たちが
集まることなんてなかっただろう。

 

たいちゃんのために、みんな集まってくれたんだよ。

 

初めは葬儀しないことも考えたけど、
やっぱりしてよかったと思った。

 

たいせいが生まれたこと、
10日間だけだけどがんばって生きたことを覚えていてもらえるから。

 

そういえば、2歳半の甥っ子がいまだに(これを書いている今でも)
時々思い出したように『たいちゃん、たいちゃん』と呼ぶみたいです。

 

本当に覚えているのかはわからないけど、どこかたいせいに似ている甥っ子は、
最近今まで以上に私に懐いてくれていて、ぎゅーっとしてきます。

 

そんな甥っ子は本当にかわいすぎて、
そういう風に思えることが幸せだと思う。

 

たいせいとは別の、愛おしい存在。

 

それから、もうひと組。

 

私たちの結婚式で写真を撮ってくださったカメラマンさんご夫妻。

 

それからのご縁で、4人でご飯を食べに行ったこともあります。

 

とてもかわいい新生児フォトも撮影されているので、
たいせいが生まれたらお願いしたいなと思っていました。

 

このブログでたいせいのことを知って、
遠方でのお仕事の帰りに、お通夜に駆けつけてくださいました。

 

本当に嬉しかったです。
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後日頂いた、くったりうさちゃんとフォトフレーム。

 

いつか、私たちの赤ちゃんとご夫妻の赤ちゃん、
一緒に遊ぶ日が必ず来るのを信じています。

 

みんな帰っていき、私たち夫婦と私の両親だけが泊まることになった。

 

両親は別室で休んでもらい、
私たちはようやくたいちゃんと3人きりになれた。

 

ゆっくりと思いを話し合うことができた。
(その時の話はまた別に。。。

 

夫が旦那さんでよかった。

 

たいせいと手を繋いで眠る。

 

これが本当にたいちゃんに触れられる最後の夜。

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