【天使になった長男のこと(23)】たいちゃん、お空に還りました。
前回はこちら。
昨日、6月18日。
無事に葬儀を終えました。
梅雨とは思えない青空の下、たいせいはお空に還りました。
今日は雨。
たいちゃんの旅立ちの日は快晴でよかった。
退院の日も晴れだったし、晴れ男だね。
たいちゃん。
ママのお腹にいた230日間。
がんばって生きた10日間。
そして、お家に戻って過ごした2日間。
たいせいと過ごしたこの時間、パパとママは一生忘れない。
葬儀が終わって戻ってきた家は、なんだか違う家みたいで…。
出かける前に横たわっていたベッドには、もうたいちゃんはいない。
もう柔らかいほっぺに触れることも、抱っこもできない。
祭壇を組み立てて、お花や位牌、果物をお供えしたけど、
たいせいをそこに入れることはまだ、できません。
祭壇とは別に、たいちゃんコーナーをリビングのソファの横に作りました。
昨日は斎場から家に帰って来て、退院後からずっと泊まりに来てくれていた義両親も、
通いで来てくれていた両親も帰り、ようやく親子3人、水入らずで過ごせました。
でも今までの寝不足のせいで、夕方から爆睡。
こんなに眠ったのはいつ以来だろう?ってくらい寝ました。
思えば出産前からあんまり寝てなかったな…
でも本当は、ぐっすり眠れるよりも、
たいちゃんのお世話で寝られない方がママはいいんだけどね。
たいちゃん。
お空に還って、元気なからだで、お友だちと遊んでね。
しばらくしてパパとママにもう一度会いたくなったら、また会いにきてね。
パパとママはいつでも待ってるから。
ふと、たまにこれは長い夢を見てるんじゃないか、とか、
本当に現実なのかわからなくなる時があります。
絶対無理だけど、もう一度妊娠中に戻りたい、と願ってしまう。
でも、これは間違いなく現実で、私はたいせいを産んで、
たいせいは確かにこの世に生まれ、10日間だけだったけどがんばって生きた。
私たちは3人家族になりました。
たいせいが、私たちを親にしてくれました。
ありがとう、たいちゃん。
またね、たいちゃん。
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