【記念日反応】ー 穏やかに過ごすためのポイント
今週末からGW。
連休を前に、気持ちが落ち着かない天使ママさんも
多いのではないでしょうか。
5月は天使ママにとって、GW、子どもの日や母の日など
気持ちが揺れることが多い時期です。
でも、それも特別なことではないのです。
亡くなった人との思い出や亡くなった時の
出来事をひときわ感じる時期に、
気分が落ち込んだり体調が崩れたりすることを
記念日反応(命日反応)と言います。
たとえば
命日、お子さんや自分の誕生日、出産予定日、
クリスマス、父の日、母の日、子どもの日、
連休や年末年始、迎えるはずだった成人式、
卒業式などの節目
などにも感じることが多いです。
天使ママの場合は、「月命日反応」もありますよね。
私も長男を亡くした直後からつい最近まで
月誕生日・月命日を特別な思いで迎えていました。
記念日反応の症状としては
✔︎強い喪失感や哀しみ
✔︎フラッシュバック
✔︎自分の感情をコントロールできなくなる
✔︎過去のその日と同じ行動ができなくなる
✔︎集中力が落ちて、ぼーっとしたりする。
・・・などがありますが、
こういったことも、
誰にでも起こる自然な反応(グリーフ)と考えられています。
そしてこれは、何年経っても起こります。
私自身、長男の誕生日と祥月命日が6月なので
出産前の5月の連休は、羊水過多で身体がしんどく
会社にも行けなくなり、
そのまま産前休暇に突入してしまった時期。
その時の苦しさを思い出し
そこから命日までは毎年、
気持ちが揺れる時期です。
でも今は、
記念日反応だと知っていて
心の準備もできているので
そこまで落ちることはありません。
「あぁ来たな。」
と、受け止めています。
ですが、先日。
祖母が入院したため母の送迎をしようと病院に向かったのですが
その病院の敷地に入ったところで
心臓がドキドキしてきました。
なぜならそこは長男が生きて10日間を過ごした場所だから。
その後同じ病院で次男を無事に出産しているにもかかわらず
どうしても長男の時の情景がフラッシュバックします。
これも、記念日が近いからかもしれません。
記念日反応の起こる期間を
心穏やかに過ごせるようになるためのポイントは…
①記念日反応が、誰にでも起こり得ることを知っておくこと。
②どのような症状なのかを知っていること。
③心を落ち着かせるセルフケア方法を持っておくこと。
が大事かなと思います。
③のセルフケアの方法として、たとえば
1.手紙、日記、ブログを書く
2.好きな香り(アロマ)や音楽を聴く
3.自然とつながる
4.あえて仕事に行く
5.共有できる人と話す
あえて記念日を記念するという考え方もあります。
抑うつ的な気分になりやすい誕生日を
特別な日に変えることも一つの方法かもしれません。
私の場合、毎年長男の誕生日にしていることがあります。
その日に職場の健康診断の予約を入れ
午後は半休を取って、ケーキとお花を帰りに買って
アルバムや動画を見て長男との時間を過ごします。
それでもその前後は哀しい気持ちになりますが
「長男と自分へのご褒美DAY♡」と捉えることで
この日は思いっきり浸るんだ!という心の準備ができるし
それがあるから前日まではがんばろうと思えるのです。
そして
そこから長男が生きた10日間は、「たいちゃんWeek」として
いつも以上に夫とアルバムをみながら話をしています。
逆に命日は、仕事をしている方が気が紛れたので
仕事に集中していました。
これは私の場合ですが、参考になれば。
アロマセラピーもおすすめです。
精油にはふわりとこころに寄り添い、哀しみを和らげてくれる
不思議な力があります。
アロマセラピーとグリーフケアについてはまた後日。
ご自分が心地よい時間の過ごし方を見つけてみてくださいね。
そして。
私のメニュー
『大切なわが子を喪ったあなたが
自分をゆるしてこころから笑顔になれる
グリーフリリースプログラム』
では、外部からの刺激にどうしても反応してしまいがちな
気持ちをコントロールする方法や
そもそも刺激に反応しないマインドを持つには?
もお伝えします。
初回体験セッション、受付中です。
お申し込みはこちらから。
◉周囲の方へ。
この記念日反応は決して異常なものではなく、
多くの人に見られる反応です。
それなのに周囲の人が
「いつまでも悲しんでいたら赤ちゃんが悲しむよ」
「早く前を向いて」
などと、悲しむことを否定する声かけをしてしまうと
天使ママ・パパを傷つけ苦しめることにもなります。
月命日・命日を大事に想ったり、お子さんの話をしたり
贈り物をすることは
天使ママにとって必要なグリーフ・ワークである
ということを知っていただけると嬉しいです。
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