『あ、なんか好き。』『なんか違う。』を大事に。
長男のお話の途中ですが…閑話休題。
私は色に対するこだわりが強い方なのかな…と思う。
服でもインテリアでも雑貨でも、何かを選ぶときに色をかなり重視する。
そういえば、若い時に趣味でカラーコーディネーターと色彩検定も受けた。
家を建てる時も、インテリアコーディネーターもいなかったので
外壁材、内壁材、塗装材、床材、家具や建具の色、サッシの色や配管の色まで!
(こんなのも決めるのか。。。とびっくりw)
全部自分で0から決めなければいけなくて。
ちょうど次男を妊娠中でつわりも酷い時期だったのだけど
辞書の何倍ほどもある厚みもカタログから候補を選んで
サンプルを各メーカーから取り寄せたり、
ショールームに何度も足を運んだり
組み合わせをシミュレーションしたり、
それを大工さんに伝えるために図面に落とし込んだり
正直うんざりするくらいの面倒くさい作業だった。
特に洗面のタイル。
何色かの色の組み合わせで、その配合でかなり印象が変わるので
何度もシミュレーションして、ほんとうに頭が痛くなった。
自分がどうしても使いたかったタイルだったけど、最後はやっつけ仕事w
壁紙の色も、微妙なニュアンスの違いが氣になってしまって
夫や工務店の方にはきっと「どっちでもいいじゃん」と思われていたと思う笑
でも妥協はしたくなかったし、出来上がりを想像すると
なんだかんだ楽しかった。
予算や大人の事情で多少諦めたところもあるけど、素人にしては、概ね満足。
そんな苦労をした分、今でも壁を眺めながら、
『あーいい色❤︎』とニヤニヤしてしまう。
色の組み合わせに苦労した洗面所のタイル。
これと同じ柄のおむつカバーを見つけたので
思わず座らせて撮った写真(次男9ヶ月の頃)。
それくらい、自分の「好き」に、色は大事な要素なのです。
どんな色が好きか?にははっきりとした明確な定義はなくて。
『あ、なんか、好き。』
としかいえない、感覚的なもの。
そして、それと同時に、
『あ、なんか、違う。』
という感覚もすごく大事。
前勤めていた会社では、
顧客向けに商品をプレゼンする資料や販促ツールを作る仕事もしていたのだけど
やっぱり仕事としては、自分の感覚だけではなくて
視認性や顧客のニーズや、企業の色を重視することが求められていたし
勉強にはなったけど、
「うーん、なんか、違うなぁ。」
と感じながら仕事をしていた。
今は、自分のHPもサロンで使うものも身につけるものも、
すべて私の
「うん。なんか、好き。」
で選べることがすごく楽しい。
今度、髪の色も今までしたことのない
色に変えてみようかなとも思っている。
『なんか、違う。』
という感覚を無視していたら
最初は微細な違和感だとしても
それが積もり積もっていくと
いつの間にか全然かけ離れたところに
行ってしまうことだってあるから。
それは、普段の生活でも、同じ。
あ、なんか、好き。
あ、なんか、違う。
この、心の声に耳を傾けることが
「自分らしく生きる」ことにつながるのだと思う。
でも、私も、自分の選択に自信がなくて
つい周りの反応を氣にしたり
正解?を求めたりしがちだった。
一番ひどい時(抑うつ症状で休職していた時)は
自分のこころに蓋をしていて、
自分が何が好きで、何が嫌いなのかさえ
訊かれてもすぐに答えられなかった。
休んでいるうちに、少しずつ
「あ、私、コレが好きだった」
と思い出していたくらい。
自分ではなく、周りの評価、一般的な正解を氣にして選んだ世界は
たしかに周りの評価はいいのかもしれないけど
どこかしっくりこない。
借り物のような、自分の居場所じゃないような、違和感。
周りの評価と、自分の心地よさ。
どちらを選ぶ?と訊かれたら
今は迷わず「自分の心地よさ」を選ぶ。
いつの間にか、
周りから笑われたり、批判されたとしても
「これが私だもん。」
と言えるくらいに図太くなったようです笑
氣にならなくなって、氣づいたこと。
自分の好き、を選んでも
周りの反応は、さほど変わりがないこと。
悲しいかな
世間は、それほど私に関心がないのだ。
だとしたら、
何を遠慮する必要があるの?
自分が心地いいものを選んだ方が
いいことだらけ。
色と同じように、香りを選ぶ時もそう。
精油にも、それぞれの持つ成分によって特徴や作用が違うから
それを元に選ぶのももちろん大事なのだけど
好きじゃない香りをいくら嗅いでも
得られる効果は半減してしまう。
好き、と感じた香りを嗅ぐと
こころもからだもゆるんで
精油もすーっとからだに染み渡っていく。
正しいか正しくないか。
ある一方から見れば正しいかもしれないけど
もう一方から見たら正しくない。
必ずしも絶対ではないものに
判断の基準を委ねたら、苦しくなる。
好きか嫌いか、で選ぶって
すごく大事なこと。
自分にとって
心地いいかどうかで選ぶのは
自分を大切にする、ということ。
大切な人をおもてなしする時には
その人の好きなものはなんだろう?って考えるし
心地よく感じてもらいたくて、あれこれ考えるように、
一番大切な自分自身も、同じように大切に扱わないとね。
もし、
周りの人の目が氣になって
「○○と思われたらどうしよう。」
「変わってるって思われないかな?」
と思うなら。
そのこころの奥には何が隠れているのか
そう思う、自分が持っている価値観や
握りしめている過去の出来事を
よーく観察してみると見えてくるものがある。
そこに氣づいたら
握りしめていたものを
手放すチャンスかも。
大丈夫。
あなたはあなたのままで素晴らしいのだから。
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