【天使になった長男のこと(3)】妊娠中のこと。

 

前回はこちら

 

初めての妊娠にしあわせでいっぱいでしたが

実はとにかく体調が悪かったのです。

つわりが21週くらいまで続き(今思い出しても辛い…)、
その後しばらくは安定していましたが

28週頃からまた息苦しさ、動悸、お腹の張り、脳貧血…があり
まともに動けませんでした。

そして30週で診断書を書いてもらって会社を休み、
そのまま産休へ入ることにしました。

その頃の妊婦検診で「羊水が少し多めだね」と言われましたが
それ以上検査などもされませんでした。

今考えるとその息苦しさも羊水過多が原因だったのかな…と思います。

体調が安定していた短い期間に
3人で出かけたお花見。

その時に見た桜が今も忘れられず
「桜」と聞くと、その光景がまず一番に浮かびます。

昔から桜が大好きだったのに
しばらくは、一番の悲しみを思い出す花になってしまいました。

今は、その思い出も上書きできています。

「思い出は、上書きできる」と氣づいてから。

 

不安定な状態ではあったけど、まめたろ(お腹にいた頃の長男の胎児ネーム)は
元気すぎるくらいお腹の中で動いているし、あと2ヶ月もすれば会える、と
信じて疑っていませんでした。

 

ところが、9ヶ月めに突入した32週の健診日で、思わぬ急展開が待っていました。

 

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